花粉症シーズンの鼻づまりで眠れない… 翌朝のパフォーマンスを守る「快眠」ケア
花粉や乾燥で眠れない…季節を通して「快眠」を守る鼻づまりケア
つらい花粉症の時の、睡眠知識
【この記事の要約】
- 睡眠中の鼻づまりは口呼吸やいびきを招き、眠りが浅くなることで翌日のパフォーマンス低下に直結します。
- 花粉だけでなく「乾燥」や「寒暖差」も鼻炎の原因になるため、寝室の湿度は年間を通して40〜60%を保つのが理想です。
- 就寝前にホットタオルで鼻を温めたり、寝室への花粉持ち込みを防いだりする小さなケアが、朝のスッキリ感を作ります。

「布団に入っても鼻がつまって眠れない」「夜中に何度も目が覚めてしまう」。そんな睡眠の悩みは、春の花粉症だけの話ではないようです。秋のブタクサ・ヨモギ、イネ科の花粉、そして冬前の乾燥や寒暖差でも睡眠中の鼻づまりは起きやすく、結果として翌朝のだるさや日中のパフォーマンス低下につながりがち。ここでは、季節ごとの注意点と、今日から無理なく取り入れやすい「睡眠の質を上げる」実践アイデアをまとめました。
鼻づまりと睡眠の関係

横になると鼻の粘膜がむくみやすく、睡眠中に鼻づまりが強まることがあります。鼻呼吸が難しくなると口呼吸になり、のどの乾燥やいびきが増え、眠りが浅く途切れやすい——そんな流れが起きやすいと考えられています。深い眠りが不足すると、どうしても翌朝のキレが落ちて、日中のパフォーマンスに響くことも。
季節別ガイド:原因と対策をコンパクトに

春(スギ・ヒノキ)
- ・傾向:飛散量が多く、中途覚醒が増えやすいシーズン。
- ・ポイント:帰宅時に玄関で上着を払う/寝室に花粉を持ち込まない/洗濯物は部屋干しも検討。
- ・睡眠のコツ:就寝前の生理食塩水での鼻洗浄、ホットタオルで鼻まわりを温める/空気清浄機のフィルター清掃はこまめに。
初夏〜梅雨(イネ科+湿度)
- ・傾向:地域によってイネ科が続くことも。高湿度でカビ・ダニ由来の鼻症状が気になる場合あり。
- ・ポイント:除湿と換気でジメジメ対策/寝具カバーはこまめに洗う。
- ・睡眠のコツ:湿度は(相対湿度)40〜60%を目安に。低すぎても高すぎても呼吸がしづらくなりやすいので、温湿度計を見ながら少しずつ調整を。
夏(冷房と乾燥)
- ・傾向:エアコンの風で鼻・のどが乾燥しがち。まれに屋内のダニ・カビなどの環境アレルゲンの影響も。
- ・ポイント:直接風を避け、必要に応じて軽く加湿/フィルター清掃は忘れずに。
- ・睡眠のコツ:室温はおおむね25〜27℃を一つの目安に、体が楽な範囲で。
秋〜初冬(ブタクサ・ヨモギ・カナムグラ)
- ・傾向:いわゆる“秋花粉”。地域によっては初冬まで続くことも。
- ・ポイント:外出時はマスクや眼鏡でブロック/正午前後〜夕方の高飛散帯の換気は控えめに。
- ・睡眠のコツ:帰宅後の洗顔・洗髪で付着花粉をリセット。寝具は乾燥機や部屋干しで。
冬前〜冬(乾燥・寒暖差)
- ・傾向:乾燥と冷気で粘膜が過敏に。寒暖差で血管運動性鼻炎(非アレルギー性)が出やすい時期。
- ・ポイント:就寝1時間前から寝室をあたためておく/外ではマスクやマフラーで口・鼻を覆い、吸う空気が冷たすぎたり乾きすぎたりしないようにする。
- ・睡眠のコツ:冬の室温は15〜18℃をめやす、湿度は通年40〜60%を意識。
通年で効く「睡眠の質を上げる」基本対策

1.寝室に持ち込まない
- ・上着は玄関で軽く払う。帰宅後は早めに着替えて、寝室へは持ち込まない。
- ・髪や顔についた花粉は、可能なら入浴・洗顔で落とす。
2.空気・湿度・清掃を地道に
- ・空気清浄機+フィルター清掃/床・カーテン・寝具のホコリをためない。
- ・湿度40〜60%をめやすに(低すぎ→乾燥、上げすぎ→カビ・ダニ)。
3.就寝前のセルフケア
- ・生理食塩水でやさしく鼻洗浄(ぬるめ・清潔な器具で)。
- ・温かい蒸しタオルで鼻の付け根・目元を温める。
- ・強い症状は医師・薬剤師に相談し、点鼻薬や内服のタイミングを調整。
4.光・音・室温をととのえる
- ・寝る1時間前からスマホやパソコンの強い光は控える。照明はやわらかい色へ。
- ・テレビやラジオからの音量を落とし、静かな環境に。
- ・季節に合わせて「自分が快適」と感じる温度帯へ微調整(目安:夏25〜27℃/冬15〜18℃)。
まとめ

鼻づまりは、春のスギ・ヒノキだけでなく秋の花粉や冬前の乾燥・寒暖差でも起きやすく、睡眠を浅くしがちです。とはいえ、寝室にアレルゲンを持ち込まない工夫、空気と湿度の管理、就寝前の無理をしないセルフケア、光・音・室温の調整を重ねていけば、季節を通して快眠に近づけそうです。「今夜ひとつだけ」を続けることが、翌朝の目覚めと一日のパフォーマンスをそっと後押ししてくれます。
よくある質問
Q. 花粉症の時期、寝室の換気はどうすればいいですか?
花粉の飛散が多い「正午前後」と「夕方」の換気は避けましょう。早朝や深夜の飛散が少ない時間帯に短時間で行うか、空気清浄機を併用するのがおすすめです。
Q. 鼻がつまって眠れない時の応急処置はありますか?
蒸しタオルで鼻の付け根を温めると、血流が良くなり通りが改善しやすくなります。また、枕を少し高くして頭の位置を上げると、鼻の粘膜のむくみが軽減されることがあります。
Q. 加湿器は一晩中つけておいた方がいいですか?
乾燥対策には有効ですが、湿度が60%を超えるとカビやダニの原因になります。湿度が上がりすぎないよう調整機能付きのものを選ぶか、タイマーを活用して40〜60%をキープしましょう。
Q. 口呼吸防止テープは使っても大丈夫ですか?
鼻が完全につまっている時に使うと窒息の危険やパニックになる恐れがあるため、無理に使用しないでください。まずは鼻洗浄などで鼻の通りを良くすることを優先しましょう。
スリーププランナー:ローホ (認定登録番号:653030)
資格を活かして、皆さんと一緒に睡眠の質を整えることを目指すパートナー。
現在、更年期真っ只中。気持ちと身体の揺らぎを日々感じています。
だからこそ、睡眠の大切さや面白さをより深くお伝えしていきたい。
そんな想いで、睡眠を楽しんでもらえる商品をチームで開発し、少しでも皆さんに寄り添っていきたいと考えています。
- ・保有資格: 一般社団法人 スリーププランナー
- 【参考・出典】
- ・政府広報オンライン:花粉症で悩む皆さま! 早めの治療や予防行動を!
- ・厚生労働省:健康づくりのための睡眠ガイド2023(室温・湿度について)
※本コラムは睡眠改善のインストラクター(スリーププランナー)の知識に基づいた提案であり、医療行為ではありません。
~日本を睡眠大国へ~
自然を選び、自分をてらす。
睡眠を選び、地球をてらす。
身体も心も軽やかに、一瞬一瞬をキラキラと輝く、明日をもっと楽しもうと思える。
眠ることは、自分らしく生きること。
睡眠が変わると、明日が変わる。
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