眠りは、まずノンレム睡眠から始まり、一気に深い眠りに入ります。
ノンレム睡眠は、深さの順にN1、N2、N3の段階に分けられ、N3が最も深い睡眠となります。
N1は、入眠の初期段階で、筋肉の緊張がゆるみます。
N2は、体温が下がり、心拍数が安定します。
N3は徐波睡眠とも呼ばれ、最も深い睡眠で、デルタ波と呼ばれる大きな脳波が現れ、成長ホルモンが分泌されます。
身体の回復や修復に効果的とされており、成長段階にある子どもにとって特に重要です。大人では、日中の疲れやストレスの解消、組織の修復、老化の進行の抑制などの役割がありますこの時に起こされると倦怠感が残りやすくなります。
短期記憶は、一時的に海馬に保存されます。
その後、必要な記憶は長期記憶として、大脳新皮質に移動し、いらない記憶は忘れるという記憶の整理が行われます。
成長促進・疲労回復・新たな情報の処理・記憶の整理・ストレス解消・免疫力の強化などの役割もあります。
ノンレム睡眠の脳は、外部からの刺激に対する反応が減少し、意識も低下します。脳は疲れを回復し、新たな情報の処理や記憶の整理を行っています。